3月5日(土) 晴れ
ずい分時間が経ってしまいましたが・・・(笑) 冬山を愛する皆さんに安全で楽しい冬を満喫して頂きたいので絶対にアップしようとは思っていたんですけどね~~~遊びが優先のアンポンチンですよ^_^; 昨年は雪崩研究会の南富良野で行われた雪崩講習に参加しました。 私の山の師匠marboさんには今度は中級コースだな~と言われましたが・・・滑りが全くな自分には中級コースはまだまだ早い!!!と思っていた。 そして・・・人は忘れる!!! 特に私は。だから毎年、こういう講習に出てお勉強をしないと実践ではまったく役に立ちません。 ましてや私は山岳会には属してないので会で行う雪崩講習も出来ないのです。 セルフレスキューのトレーニング、ビーコン捜索などは一人で出来るものじゃないですからね~ それで、今シーズンは憧れの三段山クラブの代表大西さんが講師の雪崩講習会を受講しました。昨年、山友のonちゃんが参加して講習前に流れる三段山クラブの映像が素敵だったよ~~~と言っていたのでコレが一番の!?楽しみでした(笑) 2日間という短い時間で雪崩のメカニズム、雪崩対策、ビーコンの使用方法、レスキュートレーニング、積雪断層観察、弱層テストなどなど・・・内容は盛りだくさん!! 寝てる暇なんてありませんよ~~~(笑) 講師:左 山本行秀さん(ぱっちまん) 右 三段山クラブ代表 大西人史さん ぱっちまんの講習中 雪崩のメカニズム・・・とても分かり易かった!! 大事なポイントが強調されたデジメンは見やすくて簡潔明瞭!!実は苦手だった雪の変化が少し楽しくなりました♪ 雪崩対策の基本 この講義は三段山クラブの大西さんが講師です。 大西さんのデジメンは・・・・穴埋め式!!! これ、苦手だわ~~~ だって書くのに気を取られて話を聞けない・・・ 同時に2つの事をするのが苦手な私です(T_T) で、凄い面白かったのがビーコンの基本性能と性能比較です。 ぱっちまんと大西さんでビーコンの電波の流れを説明中。 数々種類があるビーコン。 家にはピープスのフリーライドとトラッカー2つのビーコンがあります。 なぜなら娘の小若も一緒に冬山に入る事があるから・・・・ 大事な娘ですからね~~~お金じゃないですよ!! でも、ピープスのフリーライドは1本アンテナのアナログと同じくくりで距離だけはデジタル処理されているらしい。受信距離もかなり他の機種に比べると短い。 大西さん曰く「ピープスフリーライドはまさに親が子供のために持たせるためのビーコンなんだよ」ですって!! 私の場合、始めに購入したのがフリーライドでしたけどね~アハハ・・・^_^; 午後からはビーコン操作の練習で野外に。 色んな種類のビーコンが勢ぞろい!! 実際に捜索もします。 すると・・・見事にビーコンの性能の違いが分かる!!! チャンピオンはマムートのパルス・バリボックスです。3アンテナを持ち、埋没者3名の電波を同時受信可能!! ピープスDSPも3アンテナですが受信距離はマムートのバリボックスに軍配です。 ホントその差は歴然!!! 雪崩に巻き込まれた時・・・埋没時間と生存率を見ると、15分を過ぎた時点で生存率は一気に下がります。 もちろん15分間埋没状態であれば意識不明は必至であり意識が戻っても脳障害が残る可能性があります。 低体温となり代謝が低下し、よほど酸素消費量が低下した状態じゃないと15分過ぎには、ほぼ生存の確率は無いのです。 リミットは15分です!!! だからより早い救出が大事になるのですよ。 でも、その状況に居合わせたら・・・・殆ど練習のしていないビーコンで埋没者を捜索出来るのか!? 答えはNOです!! だから練習が必要なんですよね~~~ ホント凄いわ~マムートバリボックス!! コレを持っている人と・・・・雪山に行くべし(笑) まぁ性能が良くても使い方が分からいないと何の役にも立ちませんがね~~~ そのための訓練&練習ですね♪ そして実は・・・・私 またまたやらかしました!!! まさかのウェア忘れですよ~(ToT) で、借りましたよ~ワカサギ釣り用のスノーズボンを・・・・ 近所でちょこっと実技だから良かったですが・・・・ビッシリ山の中での実技だったら低体温だな!! ちなみに、このズボンのレンタルは500円でした(笑) 貸して頂きありがとーございました!! 以上、1日目の雪崩講習が終わりです。 次の日の実技は更に楽しかった!!ぜひご覧ください。 ↓↓↓ 3月6日(日) 曇りのち晴れ&時々雪がチラチラ 8時30分 糠平の東大雪博物館に集合数代の車に分乗して三国峠に向かう。 この日はウェアを忘れなかったよ~~~(つーか当たりまえだけどね) 埋没君を担ぐ大西さんとぱっちまん スノーシューを装着して三国峠の売店下にくだって行きます。 例年より雪は少ない様ですが積雪断層観察のために雪掘りです(笑) このシャベリングはチームで行うものでV字ベルトコンベアシャベリングといいます。 この実技で・・・私のシャベルが非常に使いずらいことを痛感した。 シャベルの柄が短いの!!!そうするとスムーズに雪をかき出すことが難しい。使えない訳じゃないけど馬力がない。持ち運びにはコンパクトになり良いのですが使うと別ですね~~~ 道具は実際に使用してみて確認し購入が良いのかも・・・です。(-_-;) ぱっちまんが断層面の観察をしています。 この雪の中で一つ一つの雪は様々な影響を受けて変化して行き弱層が形成されるのです。 大西さんの弱層テストシャベルコンプレッション指導です 大事なのは・・・雪崩を起こす弱層があるのか?ということを事前に知ることです。 雪崩が起きた時の対処よりもコッチが重要だと私は思います。 ただ・・・実践の中でコレを活用するのは難しい。 でも、とりあえず何度も自分で実践し技術を身に付けることが大事ですね!! 大西さんは弱層テストはあくまでも一つの指標であり絶対ではないと言っていました。少し横にずれただけでも評価が変わる事があるそうです。 雪崩は・・・ 雪と斜度があればどこでも雪崩は起きる!!雪崩を完全に回避することは出来ない!! だから雪崩リスクを出来るだけ低くする!!セルフレスキューの技術を身につける!! コレ大事ですよ~~~~ 埋没体験 これは昨年、参加した時も行いましたが・・・コッチの方が怖そうで出来なかった!! そしたら半身埋没を体験することになった~~~ 埋まっていたのでフォトは無い。(笑) 半身と言っても・・・・案外動けません!!まぁ自力脱出したけどね。 最後は・・・・ セルフレスキュートレーニング(SRT) 必死だったのでほとんど写真はありません!! 4人から5人のパーティーとなり雪山を楽しんでいると雪崩に遭遇したパーティーを発見し埋没者を発見、救助するまでを20分以内に行うというもの。 前日にグループが発表となり設定概要が書かれたプリントを見てどの様な手順で救出するかをシュミレーションする。 私のグループは4人。 リーダーは札幌から参加のレスキュー隊。 サブリーダーは私。 メンバー男性は富良野のテレマーカー メンバー女性は釧路のコレまたテレマーカー レスキュー隊って・・・・本職じゃん!!!(笑) すごいリーダーとして的確な指示が飛びましたよ~~~若いのにやるな!!! そしてメンバー男性テレマーカーさんは、なんとビーコンはマムートバリボックスを所持。 凄い勢いで探知してたよ~\(^o^)/ 設定を変えて全2回行い・・・・ホント凄い勉強になった。 埋没者は2人なんだけど、最初の発見された人のビーコンを一度切るのよ。 なぜなら、次の捜索の支障にならないために!! これは知らなかった~~~ オマケに、2人目が発見された後は全員が送信モードへ切り替えるの!!2次雪崩に備えてです。 思わずホーホーホホーーーーー!!と感心しまくり。 これも知らなかった。 一度、雪崩講習会に出たからって・・・ダメじゃん。と言うことが分かったよ。 雪山が大好きなあなた!! 来シーズンは一緒に講習を受けましょう。一人が受けてもダメなのよ~~~みんなで受けないと!! だって講習を受けた人が雪崩に巻き込まれるかもしれないでしょ!!! だからみんなで雪崩講習を受けて思いっきりパウダースノーを滑りましょう(^_-)-☆ 今回、SRTでご一緒したみなさん。ありがとーございました!! とても積極的&真剣に取り組む姿勢がホント良かったです。いい勉強になりました。 興味のある方のために雪崩講習の雰囲気を知ってもらおうと思いダイジェストを作ってみました。 ぜひご覧くださいね~~~そして一人でも多くの方が講習会に参加してSRTの技術を学ぶことが出来ることを祈ってます(^_-)-☆ ☆講師の大西さん & ぱっちまんへ☆ 先日は記念すべき私の憧れの三段山デビュー当日にお会いできて嬉しかったですよ~~~ 実は朝から体調が珍しく悪く(下痢と嘔吐)辛かったのですが「血を吐いてでも登る~~~」と思ってたのでお二人に会えてテンションが上がりました(^_-)-☆ 自ら滑りを楽しむお二人の講義は実践と結び付けての説明も多くBC初心者の私には非常に参考になりました。来シーズンはぱっちまんのツアーで実際の山で学びながら滑りも楽しみたいですよ。 アップが遅くなりましたが・・・本当にありがとうございました!! あっ・・・・ 事務所通して無いですが動画勝手に編集して載せちゃいましたが良かったですか!?(笑) 講師:三段山クラブ 大西人史さん バックカントリーパウダーガイド「クウェリ」代表 山本行秀さん
by wakaba_a1012sora
| 2011-03-29 22:51
| ひとりごと
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